うまくなるにはどうすればいいか

プレーするからにはスコアを伸ばしたいですよね。じゃ、どうやればスコアが伸びるのでしょうか?「練習あるのみ!」と言ってしまえば確かにそうなんですが、それではミもフタもありませんよね。そこで、K-40本人やK-40に汚染されてディスク・ゴルフにハマってしまった人達が技術を伸ばしてきた軌跡、さらにはK-40にいろいろとアドバイスをくれたプロやアマのプレーヤー達の話を総合して、K-40が個人的にお奨めする方法を紹介したいと思います。今回の話は賛否両論分かれるところだと思いますから、必ずしもK-40の考え方に従う必要はありません。参考程度にして、自分が納得のいく方法で練習することを心がけてください。

〜自分の平均スコアを認識する〜
大抵のコースは、各ホールを3投で回るとパーということになってますが、そんなのは無視してしまいましょう。上級者にならないと、パーで回れることはまずありません。最初のうちは、ボギー(4投)やダブルボギー(5投)で回れればいいのです。まずは、すべてのホールを5投で回ることを目標にしましょう。5投でバスケットに入れられたら0、失敗して6投になったらプラス1、調子がよくて4投で終われればマイナス1といった感じにスコアを付けていくことにしましょう。うまくなってきたら、短いホールは4投で回ることを目標にして、自分のパーの値を少しずつ下げていきましょう。次の段階は、すべてのホールを4投で回ることを目標にします。そして、3投で終わったホールの数を数えましょう。その数が平均で9ホールを超えたなら、いよいよすべてのホールをパー(3投)で回ることを目標にします。ここまできた貴方はもうすでに中級者です。上級者になると、パー(3投)が当たり前で、バーディ(2投)で終われたホールの数を数えるようになります。要は、他人と比較してどうかではなく、自分の平均レベルよりいいスコアを出すことを目標にするのが上達へのコツなのです。

〜自分の得意な技を磨く〜
基本的な投げ方が身について、普通のホールならボギー(4投)ぐらいで回れるようになったら、いよいよ細かい技術に目を向けていくことにしましょう。まずは、「自分の得意な技術を認識する」ことが重要になります。力のある人は、ドライブで他人よりも遠くに飛ばすことができるでしょう。フォームが綺麗で、近距離からの正確さがずば抜けている人は、パターの技術が他の人より勝っているでしょう。中距離での距離感覚が優れていて、意識した通りのディスクの軌跡を出せる人は、アプローチでバスケット傍に寄せられる確立が高いでしょう。得意分野は人それぞれです。まずは、自分の得意な技、または調子のいい技を見つけて、それをさらに伸ばすようにしましょう。「これだけは他人に負けない」という技術があれば、自信にもつながり、プレーしてても励みになります。パットやアプローチが多少苦手でも、ドライブで遠くまで飛ばせれば、ドライブのコントロールを磨くことによって、2投目以降が楽になってきます。アプローチに優れている人は、ドライブの距離がそこそこでも、2投目で確実にバスケット傍に寄せられるので、結果的にパーの確立が高くなります。パットが得意な人は、多少アプローチに失敗しても、最後のパターを決められることによって、スコアの乱れが少なくなります。まずは自分の得意技に磨きをかけ、それを足がかりにしてスコアを伸ばすことが上達への近道なのです。

〜自分の欠点を認識する〜
得意技に自信が持てるようになったら、自分の苦手分野の克服に努めましょう。ここからはひたすら練習あるのみです。ドライブが苦手な人は、遠投が得意な人のフォームを見て研究したり、グリップやディスクの角度に注目しながら欠点を修正していきましょう。アプローチが苦手な人は、自分の距離感覚と力の入れ具合や腕の振り具合に工夫を凝らすようにしましょう。パットが苦手な人は、ディスクの軌跡に注目して、ブレを少なくした上で距離を出すための練習をしましょう。

〜自分よりうまい人と一緒に回るようにする〜
自分よりも下手な人と一緒に回っていたのでは、優越感にひたることはできても自分の技術を伸ばすことは難しいです。下手な人の欠点を認識して、自分がその間違いを犯さないようにするのは確かに重要ですが、うまくなるためには自分よりもうまい人と一緒にプレーする機会を増やすようにしましょう。自分の投げ方のどこがおかしいのかをうまい人に聞いてみましょう。自分では気が付かない欠点を、うまい人は見事に言い当ててくれます。後はそれを修正するだけです。また、うまい人の投げ方を見て、その形を頭に思い浮かべながらプレーするようにしましょう。イメージトレーニングを馬鹿にしてはいけません。正しいフォームで投げられるようになれば自然とスコアは伸びていきます。また、うまい人にどんどん質問することも重要です。人間誰しも褒められると嬉しいものですから、「どうやったら貴方みたいに投げられるのですか?」と聞かれて嫌な気のする人はいません。喜んでいろいろと教えてくれることでしょう。いろいろ聞いて、練習して、うまくなってしまいましょう。

〜テクニックを学ぶ〜
ハイザー・ショット、アンハイザー・ショット、Sカーブ、スキップ・ショット、ターボ・パット、サイド・アーム・スロー等々、ディスク・ゴルフの世界には様々なテクニックがあります。基本の投げ方に自信が付いてきたら、その他の小技にも手を出しましょう。形から入るのも重要ですが、その裏に隠れている理屈にも気を配りましょう。理屈がわかった上で練習することによって、さらなる技術の向上が可能になります。理屈はどこで学ぶんですか?それは、自分よりうまい人に聞いてみましょう。各個人の理屈をいろいろと披露してくれます。後は自分なりに解釈して修正を加えていくだけです。

〜練習あるのみ!〜
どんなに理屈が解っていても、実際に練習しないことにはうまくなりません。ひたすら投げましょう。ドライブだけに集中してひとつのホールで何十発もドライブを練習するのもよし、パットに集中してバスケットの傍でずっと投げ続けるのもよし。ゲームをしながら満遍なく技術を伸ばしていくのもよし。練習の仕方は十人十色です。しかし、投げないことにはディスク・ゴルフは始まりません。暇を見つけたらディスクを投げることにしましょう。自分のアパートの裏庭で木に向かってパットの練習でもいいのです。近所の空き地や公園に行って、ドライブの練習をしてもいいのです。近所にディスクを投げる場所が無い時は、自分の部屋でディスクを上に向かって投げながら、スナップの練習をしましょう。日々の積み重ねが重要です。日曜日に10時間連続で投げるよりは、毎日10分間の練習をした方が確実に伸びます。

〜まとめ〜
ちょっと練習すれば、すぐにボギーで回るようになれます。後は自分に自信をつけて、自分の目標を設定して、技術の向上に努めましょう。パーで回れるようになるには少し時間がかかります。そこからは自分との戦いです。コントロールと精神的な安定度も問題になってきます。回数を重ねて、体で覚えるようにしましょう。頭で考えて投げていたのでは、限界がありますし、安定性に欠けます。「説明できないけど、うまく投げられる」ぐらいのレベルになると、体が無意識のうちに動いてる証拠です。そんなレベルに達するまで頑張って練習するようにしましょう。最後に有名な言葉で今回の話を締めくくることにしましょう。

パットを制するものはゲームを制す

どんなにドライブがよくても、アプローチがよくても、パットを決められなくては話になりません。ボギーとパーの差をつけるのはパットであり、パーとバーディの境目にあるのはパットです。特に目標を決めることができない場合には、パットの技術を磨くことにしましょう。

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