125足す250は500!

計算機が発達し、関数電卓が$5前後で買えてしまう今日。
インターネットが発達して、「答」の検索も容易になった。
文明の発達と共に便利になった世の中。
アメリカでは、そのしわ寄せが怒涛の如く教育界に押し寄せてきた。

中学校で算数を教えるこの国では、算数の時間に計算機の使用を許可する。
算数を理解するのではなく、計算機の使い方を勉強する。

高校生になると、選択で数学や微分積分の授業が取れるけど、「計算機使用オッケー」とかじゃなくて、

画面にグラフの出る関数電卓を強制使用

「数学」の授業で、方程式を計算機に打ち込んでやると、答とグラフが出る。
まったく数学を理解していなくても、答が出てくるから宿題ができる。
テストでも、もちろん計算機使用可能だから、点数が取れる。

東海岸の某有名国立大学を、結構高い評定平均で卒業した某アメリカ人。
「自分の知らない物」は「存在しない」という独自の理論で生きている。
フロリダ大学の博士課程にいるくせに、応用力は皆無。
その脳ミソの小ささと、細長い首とギョロ目という風貌から、またの名をトリ頭

ある日、とある実験の訓練をする時に、博士課程のトルコ人とトリ頭が参加。
Kー40:液体Aが30%で液体Bが70%の溶液を、500mL作りなきゃいけないんだけど、どうしたらいいかな?
トルコ人:Aが150mLで、Bは350mL
普通に日本人と同じような教育を受けたトルコ人、一瞬で暗算して答を出す。
そのまま次に進もうとした瞬間、スタスタと歩き出したトリ頭。

Kー40&トルコ人:???

自分の机に辿り着き、引出しから計算機を取り出したトリ頭。

Kー40&トルコ人:( ̄□ ̄;)!!

そ、そんな。。。3掛ける5や7掛ける5の暗算もできないとは・・・

パチパチと計算機のキーを叩きながら計算を始めたトリ頭
なにやら紙に書き込みながら、計算機を叩き続けるトリ頭


約10分が経過・・・・・


Kー40:あのさ、時間がもったいないから、計算は後にして、次のステップにいくよ。
トリ頭:ちょっと待って。計算できた!
Kー40:こんな簡単な計算にそんなに時間掛かっちゃだめだよ。で、答は?


トリ頭:Aが125mLでBは250mL(自信満々)


Kー40&トルコ人:( ̄□ ̄;)!!

百歩譲って、掛け算が出来ないのは仕方が無いとしよう。

しかし、どこをどうやったら125足す250が500になるんだ?!

こんなバカでも普通に博士課程にいられる、素晴らしい国、アメリカ。

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